海外製/海外販売のバドミントン用ストリング(ガット)や関連商品を紹介

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バドミントンラケット 修理(補修) 折れた(ヒビ)部分を補強する その4

ダイソーエポキシをテスト

 キャンドゥーのエポキシ樹脂を購入したかったですが近所に売っていませんでした。仕方なくダイソーで購入してきました。ダイソーエポキシ樹脂をテストしてみます。

 結論を書けばダイソーエポキシ樹脂はカーボンクロスには適しませんでした。

 

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同容量で混ぜるとあります。

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電子秤で計量します。

注:0.1gもしくは0.01g単位を量れる秤を用意します。メーカーで言えば【A&D】や【タニタ】です。アマゾンにて1,000円~1,200円で販売されている0.01gを計量出来る(とうたわれているメーカー不詳)電子秤は正確に計量出来ません。安さに惹かれ利用してみましたがエポキシ樹脂の硬化不足が顕著にありました。分銅によるテストもしましたが誤差が大きいです。

 

A液を入れます。

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B液を入れます。

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結果は混ぜてる間に硬化が始まり、カーボンクロスに塗ることも出来ませんでした。

最初から蜂蜜くらいの堅さです。混ぜている間に気泡が多く入り抜けることはありません。2分ほど混ぜているとかなり堅く、混ぜ棒を上げてもくっついて下に落ちこともありません。

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ほかのエポキシ樹脂

手持ちのエポキシ樹脂です。左側のGM-6800を使います。

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発売元のページにて注意書きを確認します。

エポキシEpoxy.com、先進エポキシ開発のブレニー技研。www.blenny.co.jpトップ サイトは、http://blenny.ddo.jp/ http://www.blenny.co.jp/ http://blenny.info/

・23℃で7日間経過しても100%硬化はほぼ無い
・常温で60~70%の硬化状態。これを加熱(60℃程度)すると30分間後に一旦、柔らかく強度低下(弾性状)。その後、性能上昇(靱性状態と変化)する。その間に圧力・応力・薬品など掛かると一番、弱い状況での破損につながる恐れがある。このため、塗布・肉盛り後、常温硬化+熱処理を実施した方が良い。
・常温硬化は12時間~24時間以内程度。加熱硬化は60℃-2時間
・60℃2時間加熱硬化すると得られる特性は【靭性が出る】【物性が上がる】【破壊エネルギーが増大する】など
・100℃-数時間の加熱処理後の性能は遙かにねばりが出て、もろさが改善される。
・40℃以下での加熱処理は加熱処理の意味合い=効果が少なくなる。50℃以上の温度処理により、熱処理の効果を発揮してくる。接着強さを追求される場合はあくまで、50℃以上の熱処理が必要。極端に言えば2倍程度接着強度が違ってくる。
・80℃-5~10時間以内限度を一つの、フルキュアー限度と見なせば良い

・低粘度化を実施する場合の通常手法(性能を落とさないで)
1.主剤の温度を30℃~35℃程度までUPする
2.コーティングする母材を暖める
3.ライティング(電球などで)にて暖めながら作業する
・対象物の塗布、接着面、肉盛り、流し込み、修理面を加熱&昇温させる。これにより、接着力は結果的にUP、ぬれ特性もUPし投錨効果もUP。被着体面にエポキシ樹脂/GM-6800が触れた、流し込んだ、当たった瞬間から粘度低下が始まる
・冷えている被着体面に流し込む、コーティングする場合、逆に粘度上昇して気泡は抜けにくくなりる。
・表面に気泡があれば軽くキンチョールを吹きかける

 

作業手順

注意書きを参考にして下記の手順を取りたいと思います

  1. ひび割れを接着
  2. 元の形で固定。常温硬化:27℃-24時間
  3. 加熱硬化:60℃-2時間
  4. カーボンクロスの積層。常温硬化:27℃-24時間
  5. 加熱硬化は60℃-2時間

 

ひび割れの接着

ヒビを接着します。

作業中は温度低下を避けるためあらかじめ部屋を暖かくしておきます。それが無理な場合、ラケットの接着箇所をライトの下やこたつ電気カーペット等で温めておきます。電気カーペットが一番温度管理がしやすいです。また、机のライトは全て点けておきます。

 

写真は撮っていませんが、電子秤で正確に計量します。最低2分以上は攪拌します。

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ヒビが入っている箇所を広げエポキシ樹脂を接着面に塗り込みます。下記は別工程の写真です。塗装を削った全体でなくヒビ部分のみ塗り込みます。

圧力と接着力は比例します。エポキシ樹脂を塗った後は焼き肉の網やワイヤーネットに置き結束バンド等で固定し整形します。接着面同士がぴったりとくっつくように固定します。

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元の形で固定。常温硬化:27℃-24時間

加熱硬化:60℃-2時間

 

カーボンクロスの積層

カーボンクロスの巻き終わりにはほつれ防止のマスキングテープを貼っておきます。硬化後も剥がすことが可能です。

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電子秤には汚れ防止にラップをかぶせています。スポイトで容器に移していきます。

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主材。スポイトは使い捨てです。主材と硬化剤が混ざらないようにします。

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硬化剤。

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まぜまぜ

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カーボンを貼り付けるところに塗り塗り。

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用意していたポリ袋を広げます。

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エポキシ樹脂を塗ります。

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クロスを置きます

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エポキシ樹脂を垂らします。

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袋を閉じます

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カーボンクロスに気泡が残らないように含浸させていきます。

樹脂が行き渡ったら、余分な樹脂をしごきだしていきます。

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手袋をします。

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ビニールテープもすぐに使えるように用意しておきます。

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カッターで切り出します。カッターは常に新しい刃を使うようにします。

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切れました。

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ポリ袋でサンドされたパッチが出来ました。

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片側のポリ袋を剥がします。

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巻いていきます。

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両手で巻くので写真はありません。ピールプライクロスも巻きました。

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ファブリックも巻きます。

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ビニールテープで巻きます。きつく巻きます。

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次の日

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剥がします。

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マスキングテープも取ります。

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ライトで硬化させます。ライトは熱源の反対側と温度差が大きいです。対流式の加熱が推奨されます。

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時間を計測し裏返してムラにならないよう加熱させていきます。

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つづく